恋愛クリニック部【修正中】


「ちょっと…俺のノリタンいじめんなよ」


男のメンツだ何だと言って、結局彼女の不安に気付かない男…

「そんなお前が偉そうに言うな〜!!!」


今にも噛み付きそうな勢いの私に林君はビクッと体を震わせ黙り込んだ。



「ほら!!岡部さん、早く林君に聞いてみなさいな!!
聞きたいことがあるんでしょ?!」


その言葉で、岡部さんの目は泳ぎだした。


「…な、なんのこと??
私、マッキィーに聞きたいことなんて…」


自分の気持ちをここまできて隠す岡部さんはバカというよりも臆病者だ。

「…なら、林君。
岡部さんに言いたいことはないん??」

林君の目も泳ぎだした。

「…い、いやぁ〜。ノリタンに言いたいことなんて…。
今日も可愛いってことぐらいしか……」


お前らは本当に…
「このバカップル!!!!」


ひぃっっと小さな声が2人から漏れる。
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