キミノタメノアイノウタ
「なんかなー。ここんとこ出来がいまいちだなー」
ハルはギターを膝の上に置いて腕を組んだ。
「確かに…」
悩み始めたハルに影響され俺まで神妙な顔つきになる。
なーんか初めて聞いた歌のほうがインパクトあったような気がしていた。
ハルはむっと顔をしかめた。
「この!!生意気言うな!!」
「いてて!!殴るなよ!!」
ハルが振り上げた拳を腕をかざして防ぐ。
年上のクセにこういうところは中学生と同じだ。
悪く言えば大人気ない。