繋いだ手を離さない
‘名前は’


「葛城怜哉」


‘なんで私を助けたの?’


「ん…なんとなく」

‘警察に行くの?’

瑠衣は視線を怜哉に向けた


怜哉は相変わらず無表情だが手を伸ばし瑠衣の頭を撫でた


「瑠衣は俺の飼い猫だからお前が逃げ出すまで此処に居て良いぞ」


その言葉に瑠衣はニコッと笑った
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