繋いだ手を離さない
もう一時間以上パソコンに向かっている瑠衣に怜哉は声をかけた


「瑠衣、そろそろ休憩しなさい。俺は真弥と打ち合わせするから」


やっと顔を上げた瑠衣がペンを持ち


‘少し横になって良いですか?’


と紙に書き微笑んだ


「じゃあ、寝室に行きなさい。」


(コクコク)


瑠衣は真弥にペコッとお辞儀をして寝室に入っていった
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