繋いだ手を離さない
怜哉は瑠衣を見つめながら頬を撫でた


「…教えてほしい」

その言葉に瑠衣は驚いたが話す決心をした


目を閉じてフッと息を吐いた


そして真っ直ぐ怜哉を見て話し始めた



「…私…男に」


「男って…」
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