子猫のような君を見て


すると,飛鳥の顔に広がる

満面の笑み。


「替わってあげるよ!てか替わって~」

はい!?
替わってだってー?

私はビックリしすぎて

大きく開いた口が塞がらない。


「え?何で?」

とりあえず,飛鳥がどう思っているのか聞きたくなった。


「だって,隼人君と萌ちゃん可愛いんだもん♪」


あのね…可愛いってだけじゃダメなんだよ。

体力もいるし,気力もいる。

本当に飛鳥ったら単純だなぁ。


「嘘だよ…あいつらの相手できるのは私ぐらいしかいないんだから」

ちぇー

と少しすねてる飛鳥ちゃん。

何だか面白くて

幸せを感じた。

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