子猫のような君を見て


テレビでも放送されているボーンマンにハマっている。


毎週放送時間になると,テレビの前に向かい食い入るように観ている。



隼人のせいで私は観たいテレビも観れず,しょうがなく一緒にボーンマンを観ているうちにキャラの名前とかを覚えてしまっていた。



隼人を小学校に向かわせ,さぁ私も行こうかなと門を閉めようとしたら



またまた可愛い妹に捕まってしまった。


「ねーユズちゃん!幼稚園終わったらミカちゃんごっこやってね?」





少し涙ぐんでいるその大きな瞳で見つめられると…キュンとする。




私とは正反対で,クルッと大きな瞳,フワフワサラサラの綺麗な黒髪を持つ私の妹。



「あのね,萌。帰って来たらね,隼人とボーンマンやるの。だから萌とミカちゃんごっこはやれないの」



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