モスキートーン
1章 制服
「わぁ、陽菜花ー。その制服、似合ってるよ!!」
嘘くさい。

いつからだろう…?

こんなにもこの人の言葉が、嘘くさく聞こえるようになったのは。

やっぱりあの事実を知ってからかな。

「お母さんと血がつながってないっ!!?」

今までずっと家族だった人が赤の他人だった。

お父さんと私のお兄ちゃんだけが私の本当の家族なんだって。

お父さんが私が中学生になったのをきっかけに教えてくれたんだ。

ひどすぎるよ。

その日から私は学校をサボるようになった。

ケガしたとき、優しく手当てをしてくれたお母さんは赤の他人。

料理を花嫁修業とか言って教えてくれたお母さんも赤の他人。

ぜーんぶ、嘘だったんだ。

そして決めたんだ。

もうこの人の言うことは信じないんだ、って。

裏切られて傷つくのは自分だから。

お父さんが厳しいことで有名な私立中学に裏口から転入させたのはきっと
私がこれ以上

ぐれて悪く方向へ進まないためなんだろうけど

正直、いい迷惑だったよ。

ま、制服可愛いから別にいいけど。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

モスキートーン

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
知ってる…? 大人になったら聞こえなくなる音のことを モスキートーンっていうんだって。 勉強しなさい、だなんて大人は言うんだ。 どうして……? 『しあわせな将来』のためだよ。 勉強したら『しあわせな将来』が約束されるの……? 素朴な疑問を持ち続けて ずっと答えを探してた。 別に大人になんか理解されなくたって良い。 私は私。 そう考えて突っ走ってたね。 今思えば、この恋もそうだったな……。 大人には聞こえない 理解できない モスキートーンの恋。
モスキートーン

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
知ってる…? 大人になったら聞こえなくなる音のこと。 モスキートーンっていうんだって。 勉強しなさい、だなんて大人は言うんだ。 どうして……? 『しあわせな将来』のためだよ。 勉強したら『しあわせな将来』が約束されるの……? 素朴な疑問を持ち続けて ずっと答えを探してた。 別に大人になんか理解されなくたって良い。 私は私。 そう考えて突っ走ってたね。 今思えば、この恋もそうだったな……。 大人には聞こえない 理解してもらえない モスキートーンの恋。
坂道のうえには

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
何度、この坂道を上ったのだろう…? 坂道のうえにはいつもキミの笑顔があった。 坂道を上るのはしんどいけれど 大好きな人に会えるんだから仕方ないよね。 この坂道にはたくさんの想い出が刻み込まれているんだ。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop