【短編集】communication
俺は、次の日、会長の彼氏に会いに行った。


「お前が会長の彼氏だったんだな。」


「はっ?」


慶太は、焦っていた。


だってな。


「芽唯から聞いた。」


「芽唯?あぁー。夢羽のダチか。あいつ、天然入ってるからな。」


慶太は、隠すのをやめたみたいだ。


「お前って、マジイケメンなわけ?」


昨日の芽唯が言ってたことがきになった。


俺がそういうと慶太は、めがねをはずし、髪の毛を軽くわさわさっとすると。



イケメンが現れた。


「マジかよ。なんで隠してるわけ?」


「夢羽との約束だから。」


「まあ、それはいいや。早く仲直りしろよ。あいつ会長としてちょっと使いもんにならん。噂なんか全部嘘だし。じゃあな。」



俺は、言うだけ言って去った。
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