僕とこいつは生徒会長
「マキちゃん。毎回真美のことおいていかないでよー」

そう言いながら一人の女の子が僕達のところまで走ってきた。


彼女は僕の双子の妹である真美。


僕と違って髪は長いし女の子らしくてひそかに僕の憧れだ。


まあもとが同じだから僕も女の子らしい格好をすればそれなりに女の子に見える。


それが証拠にこの前のコンテストでも女装と題して女の子の格好で出たらいいところまでいった。



「ちょっと。マキちゃん、聞いてる?」


真美は僕の腕に自分の腕を絡めて上目使いで僕を見た。


こんなこと他の男にしたらその人はメロメロになるんだろうな。


素直にそう思ってしまう。

そんなこと思ってないでこの腕をどうにかしないとな。



「わりぃ。真美の用意がまだかかると思ってさ」


そう言いながら真美の腕を放した。




< 100 / 200 >

この作品をシェア

pagetop