僕とこいつは生徒会長
「あっ、いえ。マキさんの後ろ姿が見えましたので声をかけてしまいました。迷惑でしたか?」


矢作は丁寧な言葉で言うものだから僕もつい丁寧な言葉で言ってしまう。


「ご迷惑なんてそんなこと言ってないですよ」


僕の丁寧語に矢作はクスッて笑うとニッコリと微笑んだ。


「変な言葉になってますよ。ここで立ち話をしてますと学校に遅刻してしまいます。行きましょう」


「あっ、あぁ…」


小さく答えると僕達は学校に向かうために歩き出した。




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