心ノ囁キ ーサヨナラのオトー
妬揮が蘇った以上、ある事から彼を守らなくてはならない。
それは、忘れてはならない乃栄の過去という名の悲劇…と、関係しているのだった。
時は過ぎ、放課後。
二人は貴唯の家へと向かった。
会話のない帰り道、お互い考えることは異なっていた。
『俺はこのまま今日のアレの真実を知っていいのか…?』
状況を未だに把握できていない朔哉は、そればっかり考えていた。
『何故、今なんだろう。それにはやっぱり意味があるのかな…?』
乃栄はというと、妬揮のことで、いろいろな考えが頭の中を巡っていた。
ちょうど妬揮も今は自分の《中》で眠っているようで、やっと心も静まってきた。
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