※笑い場
クマさんとリスさんは、どんどん森へ入っていきました。

走って、歩いて、また走って。

ずいぶんと長い時間そうしていると、辺りがだんだん暗くなってきました。

ピシピシ枝があたって、あちこちが痛くてしょうがありません。

「ねぇ、いつになったらつくのかい?ちっとも面白くないじゃないか。」

とリスさんはいいました。

「へへへ、ここは僕の笑い場なんだよ。君のじゃない。」
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