抱けないあの娘〜春〜
さつきの部屋で二人きり…
さつきのベッドに並んで座る僕達。
触れそうで触れない肩先が熱い。
そっとさつきの手を取り、指先にキスを落とす。
「咲哉…プレゼント…私をあげる…」
色っぽく潤んだ瞳で僕を見つめるさつき。
「さつき…本当にいいの?」
「うん…初めては咲哉にって決めてたから…」
「さつき…嬉しいよ」
さつきを抱きしめ、ついばむようなキスをしながら、僕達はベッドへ倒れ込む…