抱けないあの娘〜春〜
さて、さつきの誕生日当日。青空広がる快晴!!まさに五月晴れ!!さつきブラボー♪
僕達は夢と魔法の国、ディズニーランドへ来ていた。
休日だからかなりの混雑だけど、さつきとなら並ぶのだって全然苦じゃないんだ。
さつきは色んなアトラクションや、華麗なショーやパレードに可愛い瞳をキラキラさせながらはしゃぎっぱなし!一緒にいる僕も笑顔が溢れる。
さすがに疲れた僕達は、ベンチに腰掛け休憩タイム。
甘い香りのキャラメルポップコーンを嬉しそうに頬張るさつきが可愛くて仕方無い。
そっと肩を抱き、キャラメル味の甘い唇を頂こうとした時…
「そんなにくっつくなって言ってんだろがっ!!」
「何でよ〜!!ディズニーランドでカップルは手を繋いでくっつくいて歩くって法律で決まってんの!あ、あたしポップコーン食べたい!買いに行こうよ〜ねぇ〜♪」
「そんな法律ある訳ねーだろっ!つーかお前さっきチュロス食ったばかりじゃんか!どんだけ食えばいいんだ?」
「ディズニーランドに来てポップコーン食べないなんて、非国民よ!あり得ないの!!知らないの?これテストに出るよ♪」
「どんなテストだよ!」
ぎゃあぎゃあ騒がしいカップルが目に入った…
って…
何故に可奈と諏訪キャプテンがここに!?