‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
あたしはその光景を目を丸くして見ていた。
すると、シーラがこちらをゆっくりと振り返って赤い瞳をあたしに向ける。
そのシーラの顔を見たあたしは更に目を見張った。
シーラが…
泣いてる…
シーラは静かに一筋の涙を流して虚ろな瞳であたしを見ていたのだ。
こんなに儚く、美しい涙は産まれて初めて見た。
『せ…ん…な…』
シーラが弱々しい声であたしの名前を呼び、あたしはハッと我に返った。
「なっ、なに!?」
あたしは慌ててシーラに尋ねた。
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