‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


確かに、頭には漫画に出てきそうなたんこぶがノエルの頭にある。


その原因を作ったのがまさかあたしだったとは知らなかった。


「えっ!!いっ、いつの間にそんなことがあったんだ!?」


あたしは前のめりになってレイに尋ねる。


「本当についさっきですよ。」


「まっ、まじっすか;」


「まじです。」


レイは爽やかな笑顔で淡々とあたしに告げた。


いつのまにそんなことが…


一応あたしは頭にたんこぶが出来てないか確かめる。


大丈夫、どこも痛くねぇや


「あっ、そういえばまだ自己紹介がまだでしたね。

僕の名前はレイ・ミルトンと申します。
あっちで拗(す)ねてるのが、ノエル・ミルトン」


レイはあたしがたんこぶがないか確かめた後、そう言った。


「なっ!何勝手に俺の名前教えてんだよッ!!」



.
< 18 / 371 >

この作品をシェア

pagetop