‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
確かに、頭には漫画に出てきそうなたんこぶがノエルの頭にある。
その原因を作ったのがまさかあたしだったとは知らなかった。
「えっ!!いっ、いつの間にそんなことがあったんだ!?」
あたしは前のめりになってレイに尋ねる。
「本当についさっきですよ。」
「まっ、まじっすか;」
「まじです。」
レイは爽やかな笑顔で淡々とあたしに告げた。
いつのまにそんなことが…
一応あたしは頭にたんこぶが出来てないか確かめる。
大丈夫、どこも痛くねぇや
「あっ、そういえばまだ自己紹介がまだでしたね。
僕の名前はレイ・ミルトンと申します。
あっちで拗(す)ねてるのが、ノエル・ミルトン」
レイはあたしがたんこぶがないか確かめた後、そう言った。
「なっ!何勝手に俺の名前教えてんだよッ!!」
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