‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



あたしは心の中でシャンデリアがあることに納得した。


「てことは、二人とも王子じゃん!!すっげぇ!」

二人をうらやましげに見つめるあたし。


レイはそんなあたしを苦笑いで見返す。


どっかで聞いたことある国だと思ったら、2人の名字だったんだ。



んっ?まてよ…なにか忘れてることがある気がするぞ…





「あぁーーーーー!!」


思い出した。


すげぇ大切なことを…


「どうしたんですか!?急に大声を出して?」


突然大声を出したあたしにレイは心底驚いた様子だった。


「本当にぎゃあぎゃあうるせぇ女だな。」


ノエルは指で耳を塞いで呆れた顔であたしを見ていた。



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