‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
「ふーん…
そういえば、二人とも兄弟なのか?正直ぜんぜん似てねぇけど…」
あたしはノエルとレイを交互に見る。
髪の色といい、顔立ちといい、本当に真逆な二人。
兄弟だったら少しは似てるところがあるはずなのに似てる要素がどこにもない。
「いえ…僕は昔、捨てられていて…
11の時に国王に道で拾われて、養子になったんです。」
レイは悲しげな笑みであたしに言ってくれた。
レイの悲しげな笑みを見て、これ以上聞いてはいけないような気がしたあたしは話を止めた。
ていうか国王って…
あの〜国を治める国王のこと…?
「えーーーーー!!
もしかしてここって城の中!?」
あたしはあまりの驚きで城に響くほどの大声で叫んだ。
レイとノエルはその声に素早く耳を塞ぐ。
そうだよなッ!!
城じゃなきゃシャンデリアがあるわけねぇもん!!
あれっ?7ページ前にも同じようなこと言ったな、そういえば…
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