桃川中学校吹奏楽部
だんだん街はバレンタインへと染まり始めている。

・・もちろん・・綾瀬くんにあげるんだよね・・。

 
もうすぐ席替えみたいだけど

あたしと綾瀬くんはまだ隣の席だった。

 
男子はふざけてあたしたちの間を手でハートを作ったりする。

 
「おいっ!ちょてめぇふざけんなっ・・」

綾瀬くんは赤くなりながら怒る。

 
なんとなく


倉本くんと目があった。


倉本くんと喋ることは


めったになくなっていた。


「お前、やっぱハルとつきあったんだな」

 
倉本くんの目が


そういっているような気がした・・。

 
土曜日。


神本先輩とときどきおしゃべりしながらの練習。

 
「クラ休憩~」


そう先輩から言われ


今日はあっちゃんとあたしだけの1年だった。

 
先輩が教室に入ってくる。


「ほらっ、あっちゃんと優里亜ちゃんおいでっ」


「はい・・」
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