★秘密のイケメン執事さま。★
「すいません、本当・・情けないです」

タロちゃんは、そう言うと、私を抱き締める手に力を込めた。


タロちゃん可哀想。こんなに体に力入れちゃって。


「タロちゃん、交代しよう」


私はそういうと、タロちゃんの腕をほどき、そっとタロちゃんを抱き締め返した。


「ミツキ・・・様?」


「大丈夫。大丈夫だから」

「はい・・・」


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