★秘密のイケメン執事さま。★

そして20分後・・・。


「ミツキ様!」

「も、もう。恥ずかしいよ。おっきい声で呼ばないで・・・ってタロちゃん!どうしたの?その髪!」



「ミツキ様好みの佐藤君ヘアにしてみました」

あんなに長かった金髪はバッサリ切られ、色も明るいブラウンに、まさしく佐藤君の髪型だった。


タロちゃん・・・。


「もったいないよー、あんなに綺麗な金髪だったのに」

「いいんです。少しでも・・・いえ、さぁ、行きましょう」


タロちゃんは、誤魔化すかのように、すたすた歩きだした。

私も慌てて歩きだす。


タロ・・・ちゃん?


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