★秘密のイケメン執事さま。★
「どこ行くの?」


「アルバムを買いに」

「アルバム?」

「ミツキ様との思い出をアルバムにまとめたいんです」


まだ思い出って言っても、さっき撮った写真ぐらいだけど、これから一緒に生活するんだったら、写真も増えるもんね。





でも・・・タロちゃん、なんで、そんな悲しそうな顔をしているの?


私は心の奥に沸き上がる小さな疑問を、すぐに忘れてしまった。





もうこの時から、カウントダウンは始まっていたんだね。

















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