★秘密のイケメン執事さま。★
「あの絵を見た瞬間、


利益ばかりに目を向けて淡々と仕事していた自分が、心底馬鹿らしく思えたんですって。


あの日から、色んな物に対する価値観が変わったそうよ。


そしてあんな素晴らしい絵を描く貴女が、どんな人か会いたくなったって言ってたわ。





ミツキの絵見たとき、お母さんもすごいなって思ったもの。




きっとタロちゃんのように、ミツキの絵で人生変わった人、他にもいると思うわよ。



お母さん、ミツキのこと・・本当に誇らしいって思ってるのよ?」





お母さんはそっと私の頭をなでた。


その感触が、タロちゃんのなで方に似てて、涙がこみ上げてくる。


タロちゃん・・・。


やだよ・・・。


もう会えないの・・・??


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