★秘密のイケメン執事さま。★
「タロちゃん、本当にいい子だったわよね」


お母さんは、ほう~っとため息をついて、私の隣に座り、机にうつぶせた。


タロちゃんがいないと、うちの食卓はこんなにも味気ないんだよ?



タロちゃんは、私の家族みんなに優しかった。



お父さんも、すごく気に入ってて、休日の夜にはお酒一緒に飲んだりしてたっけ?



タロちゃん、なんで・・・?


なんで何も言わずに離れていっちゃったの?


なんで・・・・・。


全部嘘だったの?

好きっていうのも。

大切っていうのも。


ずっと一緒にいたいっていうのも・・・・。




私の視界が涙でぼやける。
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