*+サクラの二人+*
『え・・・? なんすか?』
私の手を握ってすっごい不思議な顔を
する佐倉先輩。
『なんすか?・・・じゃねーよ!!』
『蔵田先輩ってノリツッコミも出来るんすねぇ
さっきっから聞いてたらボケ倒しだったから』
「き、聞いてたんですか!?」
『まぁな』
んじゃ、行くかと私を引っ張って
『ちょ!!佐倉、てめぇただで返すと思ったか?』
『だめなんすか?』
急に声を低くし
『この間先輩達
ぶっ飛ばしたのじゃ足りなかったんすか?』
そこで納得、愛莉の話は去年の話だから。
ぶっ飛ばされた二年は三年なワケだ。
『・・・別にいいっすよ?
もう二度と舐めた口聞けないようにしても?』
『上等だ、こらぁぁぁ!!』
うわ、ヤバイ!!
殴り合いになっちゃったよ!?