ときめき イン ザ わーるど☆
お姫さまはご機嫌斜め
「あー、もうヤダヤダ!」
アタシ橋本ゆきな。昨日フラれたばっかなの!せっかく勇気を振り絞って告白したのに!
「何言ってんのよ、ほら!いつまでもそんなこと言ってないの!」
この子は長谷川えな。この学校唯一の親友。
今アタシがぶーぶー言ってんのはアタシが好きだった森恵斗って言う人に昨日告白したの!だけど恵斗は認めてくれなくて・・・。キィー!腹立つ!だからめっちゃムカついてこうやって愚痴を言ってるわけ。
「はぁ・・・。また新しい恋見つけようかなぁ。」
「そうよ、新しい恋を見つければいいじゃない!」
恋を見つけるにしてもアタシが気に入る男子がいないと意味がない。
アタシが男子を選ぶ基準は基本的にかっこよくてみんなの人目がつかない人。
だってみんなに注目されたら争いになっちゃうじゃない。アタシは争い事は嫌いだからそういうのはパス。
・・・じゃあ、争いのない恋愛をしてみるのは・・・?

・・・なかなか面白そうじゃない。

でもターゲットがないから今すぐなんてとてもじゃないけど無理ね。

争い事のない恋愛・・・かぁ。そんなことは実際あり得ないかも知れない。
でも漫画のように恋ができれば・・・

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