ウソ★スキ
「2人とも、先に行ってて」
先輩は、立ち止まってキラとソラにそう告げると、
あたしの隣に来て、あたしの背中の、さっきソラが触れたのと全く同じ位置にそっと手を回した。
「俺たち、ちょっと休んで行くよ」
先輩はあたしに、ね、そうしよう?って囁いた。
「だったら、俺たちも一緒に休憩するよ」
思いがけず、ソラがそんなことを言う。
あたしはその言葉に、つい首を横に振ってしまった……
それはまるで、ソラが残るのを嫌がるみたいに。
……どうしよう。
この態度って、なんか勘違いされそう……。
すると、あたしの不安は的中した。
「ソラ、先に行こうよ。……2人だけにしてあげよ?」
なんだか楽しそうなキラの声。
そして、キラは強引にソラの手を引くと、あたしたちから次第に遠ざかっていった。
先輩は、立ち止まってキラとソラにそう告げると、
あたしの隣に来て、あたしの背中の、さっきソラが触れたのと全く同じ位置にそっと手を回した。
「俺たち、ちょっと休んで行くよ」
先輩はあたしに、ね、そうしよう?って囁いた。
「だったら、俺たちも一緒に休憩するよ」
思いがけず、ソラがそんなことを言う。
あたしはその言葉に、つい首を横に振ってしまった……
それはまるで、ソラが残るのを嫌がるみたいに。
……どうしよう。
この態度って、なんか勘違いされそう……。
すると、あたしの不安は的中した。
「ソラ、先に行こうよ。……2人だけにしてあげよ?」
なんだか楽しそうなキラの声。
そして、キラは強引にソラの手を引くと、あたしたちから次第に遠ざかっていった。