ウソ★スキ
──ソラに会いたい。

そんなあたしの願いが叶えられたのは、それから2日後の夜のことだった。


あたしがお風呂に入っている間に入っていた1件の不在着信。

それはソラの自宅ではなく、公衆電話からかかってきたものだった。


……もしかして、ソラは今、家の外にいるの?


だけど時間を確かめると、既に着信から30分以上が過ぎていた。


慌てて記録された留守電を再生すると、そこにはソラからのメッセージが残されていて。


『美夕、何してる? 今から美夕んちの前まで行くつもりなんだけど……少しでいいから、話、出来ないか?』


メッセージを再生しながら、はやる気持ちを抑えてカーテンの隙間から外を覗くと、確かに、うちの前にぽつんと動かない小さな人影が見えた。



街灯のぼんやりした薄明かりだけでは、決してその人影の顔なんて分かるわけがないのに。

それでも間違いない。

あたしには、それがソラだと分かった。


お風呂上がりのあたしはパジャマ姿にすっぴんだったけれど、着替えて化粧をする暇なんてあるわけがない。

「ソラ!」

あたしは次の瞬間、家を飛び出していた。





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