ウソ★スキ
「キラ、充電器は?」

「……うちに置いてきた」

「とってきたほうがよくない? ソラから連絡あるかも知れないし」


あたしとキラのケータイは、充電器の型が合わない。



「……あたしが、取ってきてあげようか?」


あたしは、ほんの少しだけ、キラと2人きりですごす重苦しい空気に息を詰まらせていた。


だから、思わず、そんなことを口走ってしまったんだ……。





それと……。

あたしは、ソラに会いたかった。


キラがこれだけ落ち込んでいるんだから

ソラは、もっと辛いだろうなって思うと


ソラのことが心配で。



……だから、キラには悪い気がしたけど、


あたしはキラから鍵を預かって、1人で充電器を取りに戻ることにした。


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