木の下であたしたちは。


次の瞬間、ただでさえ大きい瞳を、これでもかってぐらい大きくひらいて、
「だって、ヨウセイさんうそつかないもんっ」
と言った。




「…ありがとう」



俺の口からこの言葉が勝手にでてきた。




「ありがとう、か」



輝いていた緑華の表情は一気に暗くなる。





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