「オクニさんも以前に増して明るくなったじゃないですか。やっぱりアレですね。恋の力って凄いです」

もんじゃ焼き屋のご隠居との仲も順調そうです。

「やだよお、中島さんのそんな所は見習わなくていいんだよ。近頃の若いモンときたら……」

ブツブツ溢しながら去っていくオクニさんはしかし、ハニカミながら嬉しそうにしていました。

「三郎さんにも宜しくお伝え下さい」

返事の代わりに手をチョロっと挙げて応えるオクニさん。

本官も先輩のように早く町に溶け込みたいと思っていたので、何より嬉しい瞬間でした。


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