「それに君が来てくれたお陰で、滞ってたニュー御殿製作に拍車が掛かって、結果住む場所も仕事も手にする事が出来たんだ」

「それは貴方が頑張っていたから……」

「いや、全ては君がきっかけで起こったんだ。君は正に幸せへの架け橋だよ、どうも有り難う」


 俺は精一杯の笑顔で彼女を見つめ、心を込めて頭を下げた。



ちょっと格好付け過ぎだったかも。



 確かに二億円は惜しかったけどいいさ。大好物のココアだけは、毎日欠かさず飲めているからネ。



《おしまい……?》


















「ねぇ、ちょっといいですか?」

「どうかした? やっぱり具合悪くなったのか?」

「いえ。お仕事はいつ終わるのかなぁって……」

「そ、それってまさかデ、デートのお誘いっ?」


 彼女は黙って、そして恥ずかしそうに頷いた。

俺達の夏は、これから始まろうとしている。


《ホントにおしまいww》




20090723daizz☆彡
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