あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
ガシッ!!


私は男の手をつかんだ。


「えっ!!」


男は焦った様子で私を見た。


「やめなさい。 一生を棒に振りたいの?」


女子高生は振り返り、周りもざわつき始めた。


「なんだ? 痴漢か?」


男は何も言えずに、動揺して
目が泳いでいた。





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