◇◆センセイは俺の!◆◇
「みーちゃん、テスト終わったら…」
―――――キーンコーンカーンコーン…
なんつータイミングの悪さ。
俺は言いかけた事を飲み込んだ。
だんだんザワザワしてきた廊下を気にして、ため息混じりにイスから立ち上がった。
「フゥ…じゃあ、俺行くわ。」
そう言って、頷くみーちゃんを一度見ると引き戸に向かって歩き出した。
はぁーあ、時間経つの早すぎ。
もうちょっとここに居たい気持ちを抑え、引き戸に手をかけた。
「待って、角クンっ。」
「ん?」
みーちゃんの声に反応して振り返る。
と、同時にふわっと香る…桜のような優しいみーちゃんのにおい。
胸がドキッとしたのもつかの間…
―――――――――チュッ。
え?
「テスト、頑張ってね?…放課後、待ってるから。」
俺の肩に両手をかけ、背伸びして俺のほっぺにキスをしたみーちゃん。
ちょっとびっくりしたけど、そのあとの照れた顔で俺を見上げるみーちゃんをみたら嬉しくてたまらなくなった。
俺は最強のお守りをもらって、ご機嫌で教室へと向かった。
それにしても、
みーちゃんはいつも不意打ちすぎる。
…可愛すぎる。