小悪魔男子
「いったぁい!…も~。さなちゃん、ちょっとは加減してよね?」
涙目になりながら腹を押さえている。
「あ…ごめん。
…じゃなくて!今何したのッ///!? ま…まさか…むむ…胸を…!!」
「…やっぱりおっきいね♪おっp…ブっ!」
言わせてたまるか!!
いつもの如く、枕を顔面に投げつけてやった。
「もう知らない!帰るッ!!」
ふて腐れたあたしをなだめる様に後ろから抱き締めてくる大和。
不覚にもときめいてしまった。
「…ごめんね?さなちゃんが可愛いからつい…。許してくれる??」
「うん…。あたしもごめん。
なんて言うか、その…そう言うのは、まだ心の準備ができてない範囲にあって…」
「うん。わかってるよ。…ねぇ、さなちゃん。
僕と付き合ってくれるんだよね?
僕だけのものになってくれるんでしょ??」
「………うん。守ってくれるんなら」