小悪魔男子
一気に力が抜けたあたしはその場にしゃがみ込んでしまった。
何だったんだ?
ついさっきまでは深刻な悩み相談だったのに
それがあんな事に……
ダメだ。
何も考えらんない。
あの大和が"男の子"から急に"男の人"に豹変した。
それだけで十分ショックなのに
その大和とのキスが気持ち良かっただなんて気付きたくなかった。
「お母さん!手伝う!」
あたしは何も考えないようにする為に
お母さんの元に向かった。
あ~あ…。
明日どんな顔で大和に会えばいいの~!?