KISSKISS-セカンド-

「駅前の"スマイル"ってカラオケ屋でバイトしてますよ?」


そう言いながら俺に鍵を突き返す。


「あっそ、そりゃどーも」

むしろ、こんな女にアイツの大事な鍵を渡すのは信用ならねぇ…


鍵を手にアイツのバイト先に向かった。


―…学校から歩いて20分


あの女の言う通り、店に入るとカウンターで作業をしている正木を見つけた。


「いらっしゃいま…せ…あれ?どうしたの?」


他の店員も暇そうにダラダラと作業しながら俺を見る。


「忘れ物…これお前のだろ?」


カウンターの上に鍵を置くと正木が目を丸くして顔を見上げた。


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