KISSKISS-セカンド-
「なぁ…正木…」
「んー?」
「ここで暮らせば??」
―…あれ?俺ってば何を言っちゃってんの???
洗い物を片付けていた正木に血迷った言葉をかけた俺。
「…え?」
その手を止めてこっちを振り向いた正木は辛そうに見えた。
「えーと…俺…何を言ってんだろうな…駄目だよな?ごめん、変な事言った」
正木と一緒にいると居心地がいい…
―…大事だって思える。
ただ、それだけの理由でこんな事を言ったなんて正木には言えない。
…つか言いたくない。