先生とあたしの恋
藤井の父親が病気だというのに…

俺は、何てことをしたんだ…。


思わず謝ると

「嬉しい…」と藤井が言った…


藤井の赤く染まった頬と

柔らかな唇に


もう一度…触れたくて


自分の想いを伝えたくて


再び…唇を重ねた…

俺は、もう教師じゃなかった…

藤井の前では、藤井が好きな、ただの男だ…



自分の気持ちを抑えきれない…


ただの男だ…



これから先、何が起きても

藤井を守り抜くと決めた


ただの…男なんだよ…。




< 371 / 423 >

この作品をシェア

pagetop