白と黒。。。後編。


『え…姉貴…?』



絢香は耳を疑った



『うん。俺の姉貴!他に頼める人がいなくてさ…』



風哉は苦笑いを浮かべた



『私は来栖渚(ナギサ)。よろしくね!』



渚が言った



『え…あ…嘘…はい…よろしくお願いします。』



絢香は慌てて頭を下げた



彼女だと思っていた女性が風哉の姉だと解り安堵と恥ずかしさが同時に込み上げてきたのだ



『ハハ!そんな改まらないでよ。じゃあ邪魔物は消えま〜す!風くん頑張ってね。』



『はいはい。ありがとな!』



渚は後ろ姿のまま振り返る事なく手をヒラヒラと振って公園から出て行った



………
< 345 / 356 >

この作品をシェア

pagetop