Magic Academy ~禁書に愛された少女~
大きく深呼吸をして、玄関の扉を開けた。
こそっと顔を出して人がいないのを確認すると、エレベーターまで走って駆け込んだ。
どきどきと大きな音をさせている胸を押さえながらエレベーターのドアが開くと、ダッシュで寮を出でた。
「はぁ…よかった。ね、シーク。どこに行くの?」
息を整えると、そらは目的地がわかっていないものの、とりあえず学校へと向かって歩き出した。
「そうだな。プール、行ってみるか」
「プール?」
「七不思議。気になるんだろ?」
シークの言葉に、そらは頷いた。
「そうだ。そういえばこの間音楽室にいたときに、プールの方で音がした気がしたんだよね。最初」
そう言って、音楽室へ行った時の事を思い出す。
あの時、確かに何かの音が聞こえた気がした。
最初はどこから聞こえてきたのかが分からなくて、音楽室からかと思っていたんだけど、結局音楽室で発見したのは床に浮かびあがっていた文字だけだった。
「シークは何か知ってるの?」
シークに聞くと、少しだけ笑って答えた。
「古い友人を紹介してやるよ」
その言葉にそらは首を傾げながら、プールへと向かっていった。
こそっと顔を出して人がいないのを確認すると、エレベーターまで走って駆け込んだ。
どきどきと大きな音をさせている胸を押さえながらエレベーターのドアが開くと、ダッシュで寮を出でた。
「はぁ…よかった。ね、シーク。どこに行くの?」
息を整えると、そらは目的地がわかっていないものの、とりあえず学校へと向かって歩き出した。
「そうだな。プール、行ってみるか」
「プール?」
「七不思議。気になるんだろ?」
シークの言葉に、そらは頷いた。
「そうだ。そういえばこの間音楽室にいたときに、プールの方で音がした気がしたんだよね。最初」
そう言って、音楽室へ行った時の事を思い出す。
あの時、確かに何かの音が聞こえた気がした。
最初はどこから聞こえてきたのかが分からなくて、音楽室からかと思っていたんだけど、結局音楽室で発見したのは床に浮かびあがっていた文字だけだった。
「シークは何か知ってるの?」
シークに聞くと、少しだけ笑って答えた。
「古い友人を紹介してやるよ」
その言葉にそらは首を傾げながら、プールへと向かっていった。