Magic Academy ~禁書に愛された少女~
ぼぅっとそれを眺めていると、不意に、うっすらと黒く見える部分が出てきた。
何事かと思い、近づいてみる。

そこには、まるで自分にそっくりな容姿をした人間が一人立っていた。
まるで何かに祈るように、そっと、胸の前で手を組み、頭を垂れている彼女のすがたを見て、なぜか、ぎゅっと胸が張り裂けそうな思いでいっぱいになった。


「あっ…!!」


一瞬だった。
空からふってくる一本の槍に刺され、その人間は姿が泡となって消えた。


なに、あれ…
どういう…??


そう思った時だった。


「ロンギヌスの槍」


どこか懐かしい声が、ふと、背後から聞こえてきた。





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