Magic Academy ~禁書に愛された少女~
一瞬、その光に目がくらんだ。

何が起こったのかわからず、じっとその光の方を見つめていると、そらは星に起こった出来事に、唖然とした。

「まさか…」

あふれる光の先にあったのは大きな大木だった。
そしてそこには、二匹のカラスと、一冊の古びた本がぽつんと置かれていた。

少年の方を見る。
優しく微笑む彼に、そらは目が離せなくなった。

「お前の前に、この姿でまた、現れることができる日をずっと夢見ていた」

そういうと、そっとそらの両の頬を優しく両手で包んだ。

「アマダス…いや、いまはもうそんな名ではないな」

くすっと笑うと、オーディンはそらの前に膝まづいた。

「すべての闇と絶望に、俺が落ちてしまわないように。お前は俺に封印を施してくれた。…そのせいで、また、お前の命が奪われてしまうことになり、もう二度と封印が解けることはないと思っていたが…」


優しいオーディンの言葉に、そらはただじっと、耳を傾けた。


「そら、お前という人間が生まれて、俺にはすぐにアマダスの生まれ変わりだと気付いた。お前が俺の元に来るのをずっと、俺は待っていたんだ」

そう言うと、オーディンはそっと、そらにキスをした。




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