禁じられた遊び

桃香Side

「あちゃー
どうしよう、こんなに悪い点数だとは思わなかったよ」

あたしは掲示されている成績にがっくり肩を落とした

これってさ……勇人さんに報告しないとダメなのかな?

直前になって、克波さんに教えてもらったけれど

やっぱり間に合わなかったよねぇ

あたしはため息をつくと、横眼で克波君を見た

1位だもんね

全然、勉強してなさそうに見えて…ていうか全く机に向かう日なんてなくて

学年1位だよ!

おかしいでしょっ

「生徒会の役員ってさ
みんな、頭がいいかと思ってけど、お前は馬鹿なんだな
ちょっと安心した」

「え?」

あたしは顔をあげると、クラスメートの男子を見えた

あれ?
名前…なんて言ったけ?

「えっとぉ…」

「等々力 風汰
クラスメートの名前くらい覚えろって」

「あはは
ごめん、ごめん…なんか勉強だけで精一杯で」

「ふうん
生徒会の奴らってさ
みんな頭脳明晰で、何をやらせてもそこそこにできちゃう奴らかと思って嫌煙してたんだ
でも西岡は違うみたいだ」

「あたしは…ただの凡人です」

あたしは苦笑いを浮かべる

いきなり『馬鹿』と言われて、ちょっと傷ついたよ

「…てか凡人以下だろ?」

「失礼な」

等々力君が声を出して笑った

「等々力君って何位だったの?」

「僕?
僕は3位だよ」

「え? …じゃあ、何でここにいるの?」

あたしは驚いた

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