禁じられた遊び
私の横を小山内君が通り過ぎて行った

やっぱり、嫉妬してるじゃない

笑っちゃう

小山内君が大股で、桃香ちゃんに近づいて行った

「なんだ?
なんであんな必死になってんの?」

事情の知らない克波が首をかしげた

「ん~、なんでだろうねえ」

私は小山内君の背中を見送った

「ねえ、克波
桃香ちゃんと小山内君って付き合うと思う?」

「さあな
桃香次第じゃね?」

だってさ
小山内君!

私は克波と幸せになるから

小山内君も桃香ちゃんと幸せになってね!
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