禁じられた遊び
「純情なふりなんてしなくていいって
どいつもこいつも、処女なんて嘘をついてさ
俺に抱かれたがってるんだ
君も…そうなんだろ?
俺は処女じゃなくてもオッケーだから」

ちょっと…勘違いされてるの?

あたしはただ勇人さんに言われただけで…

どうしよう

男子の手があたしの制服のボタンにいく

「小花はいねえのか?」

生徒会室のドアが開いた

あたしは勢いよく振りかえると、勇人さんの顔を見つめた

勇人さんの顔を見たら、あたしの目に涙がうっすらと溜まったいった

良かった

勇人さんが来てくれて…

「あ?」

勇人さんが首をかしげている

襲われそうになっているあたしを見て、勇人さんが何が起きているのか理解し、ため息をついた

「九条、そいつは生徒会の新役員だ」

「え?」

九条と呼ばれた男子の手が、あたしの体からぱっと離れた

「小花から聞いてないのか?」

「小花なんて知らねえよ」

九条と呼ばれた男子が、不機嫌な声で言うとぷいっと顔をそむけた

「小花は来てないのか?」

「知らねえって言ってるだろうがっ」

勇人さんが2、3回 頭を上下に振ると、生徒会室のドアを閉めた

「とうとう親父さんに奪われた…か
それで荒れてるんだな
餓鬼くせえ」

勇人さんは鼻で笑うと、部屋の奥へと進んでいく

「……うるせえよ」

「暴れる体力があるなら、対策を練ろって言ってるだろうが」

「もう遅せえよ」

勇人さんがまた鼻で笑った

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