キミの隣は特別席Ⅱ

「実はね…」

今まであったことを絢に打ち明けた。





「そうなの…で、マナちゃんはどうしたの?そんなことで春沢くんと別れたかったの?」

だった…優一の将来を壊したくないし…でも、別れたくなんてなかった…

「春沢くんと頑張ろうって気なかったの?お兄さんたちに認めてもらおうとか思わなかった?」

絢の言葉が心にしみる…

どうしてあたし諦めちゃったのかな?優一をもっと信じればよかった…

「マナちゃん」

「ごめん…」

気が付いたら涙を流していた…

急いで涙を拭う。



「春沢くんから連絡あったの?」

と絢。

「一回メールがきた。今から話せないかって」

「いつ?」

「別れた翌日の朝。でも、返事返してない」

「なんで返さないの?後悔してたなら…」

絢はそこで言葉を止めた。
あたしの気持ちをさっしてくれたんだろう…


「もう一回、春沢くんと話しなさい!あたしから連絡入れといてあげるから。」

断ることができなかった。

家の前に着き、絢と涼先と別れた。






そして、年が明けた…





優一と連絡が取れないと絢からメールが来た。

年が明けて3日たった…絢から『今からlilyに来て!』とメールが届き急いで家を出た。





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