おれの恋



ある日の日曜日


朝早くに、部屋に来たオカン…



「光!!起きなさい」


『何やねん?休み位ゆっくり寝かせろや。』


「今日、お客様が来るから!出掛けるんじゃないわよ?」



客!?

それが俺と何の関係があるんや?

また、ややこしい事でもしでかす気か?



『嫌じゃ。俺、関係ねえし』


「いいから居なさい!!空に余計なこと言うんじゃないわよ?分かった!?」


『はいはい』




怒鳴り散らすだけ怒鳴り散らして

部屋を出て行った。




空に言うなって…空の知ってる人か?


『まぁ…いいや。寝よ』




――………


バタン!!!!!



「起きなさい!!もう来るんやから、さっさと顔洗ってらっしゃい!!」


『うるせーな。ドア壊れるがな…』



仕方なく渋々、起き上がり

顔を洗いに下に降りる…



『朝っぱらから何やねん。デカい声で怒鳴りやがって…まだ耳いてーし。』


「ちんたらすんな!!」


朝から、どんだけ元気なんや…

迷惑、極まりない。





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