おれの恋


『ッッツ!!!!!』


俺の目の前に現れた空は…

空なのに、空じゃない……。


ほんの2ヶ月…たった2ヶ月…会わなかっただけやのに

ガリガリに痩せていて、顔も青白い…



『そ…ら…』


言葉が出て来ない…。

何で、こんな事に…?



俺、笑え!!悲しい顔はするな!だから笑え!

って、自分自身に言う。



『そんな所に突っ立ってないで座ったら!?』


「あ、うん…。てか、何でおるん?」


『来るって言うたやん?だから来ちゃった♪』


そう言い、空に向かってピースをする。




空の後ろから、ばあちゃんが顔を覗かせて
気まずそうに聞いてきた


「光…お母さん達、知ってんの?」



首を横に振りながら返事をする…

『明日帰るから言わんで!!頼む…、一生のお願い!』


「まったく…仕方ない子だね。分かった分かった…言わないよ。」


鏡なんか見なくても、自分で分かる位

顔色が明るくなったと思う。



『ばあちゃ〜ん!!ありがとう…』


「これから人と会う約束してるから、ばあちゃん出掛けるけど、遠慮とかしないでゆっくりしてなさい。」








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